日曜日の朝に報道番組がなくなって本当につまらなくなった。
仕事してるから、平日の昼間に国会中継なんか見れるわけが
ないのだから、日曜日にまとめて報道してくれればいいのに。
昨日、安彦良和氏と対談して、書店員とも少し話したが、
やっぱり「小林よしのり=右翼=危険人物=恐い人」という
一度つけられた偏見はとれないものだと再認識した。
偏見によって、著書を読んでみることもなくなり、敬遠される
だけになるのだ。
世の中から差別がなくならないはずだ。
朝鮮人に対しても、部落に対しても、黒人に対しても、ユダヤ
人に対しても、前科者に対しても、一度思い込まれた偏見を
取り除くのはほぼ不可能なのかもしれない。
だが少なくともわしの場合、偏見を除去するために、考えを
変えることは出来ない。
だが、有効な理論を知って悟った場合には、根拠を示して考えを
修正していくことになる。
だがそのような思想形成の営みを知っているのは、熱心な読者
だけだ。
世間のほとんどの人に伝染していくのは偏見である。
あいつは右翼だ!あいつは前科者だ!あいつは朝鮮人だ!
人物理解の方法として、もっとも単純な方法が偏見である。
朝鮮人が井戸の中に毒を入れた、小林よしのりがネトウヨを
作った、これらは同質のデマだと思うが、わしの著書を
読んでみたこともない者が偏見を拡散する。
「ネット」という道具が、人から人への「噂・偏見」を、
もっと速く、もっと大規模に拡散する。
人を見抜く能力が著しく低下して、ネットの情報だけを
信用する人間が増えた時代には、人々の感情は劣化する一方
である。
だが、熟読して分かってくれている読者もいるのだから、
右派からも左派からも偏見を持たれていようと、それでも
阿らずに描いていくしかない。




















